歯ってどんなもの?歯科衛生士が歯の構造や名称を専門的に教えます!

札幌市西区宮の沢にあるインプラント専門医院「さいとう歯科」におまかせ

歯ってどんなもの?歯科衛生士が歯の構造や名称を専門的に教えます!

歯の定義は

(は、英: tooth)は、口腔内にある咀嚼するための一番目の器官。

多くの高等動物が持つ。人間は乳歯と永久歯の二組を持つが(二生歯性)、ネズミ目のように一組の歯が伸び続ける動物もいれば(一生歯性)、サメのように、二週間に一組ずつ新しい歯が作られていく動物もいる(多生歯性)。化石化した哺乳類においてもっとも特徴的な部位であり、古生物学者達は化石の種類や関係を鑑別するのにしばしば歯を使う。

歯は摂食の際の重要な構造であり、その形は餌のタイプと強く結びついている。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

とされています。

 

人間の体にとても重要な器官の歯ですが、みなさんはどこまで歯のことを知っていますか?

見た目は気になるし歯磨きは毎日行っているけど、歯が痛くならない限り歯のケアについて意識していないという方は多いのではないでしょうか。

今回はその歯の仕組みや名称、歯の成長について当院の歯科衛生士がお教えします!

 

 

この記事の目次

 

1.歯の構造・組織

  • 歯冠部:目に見える部分
  • 歯根部:歯肉の中に隠れている部分

 

  • エナメル質:エナメル質は人体の中で最も硬い組織。ここが溶けたり欠けたりするとむし歯(初期)になります。
  • 象牙質:象牙質は歯の大部分を占めており、エナメル質より軟らかく骨よりやや硬いです。ここが溶けたり欠けたりすると中程度のむし歯になります。
  • 歯髄:主として血管と神経から出来ています。象牙質の形成、歯への栄養補給、感覚の受容といった役割を担っています。むし歯がここまで進行すると重度であり、神経を取らなければならなくなるかもしれません。
  • 歯肉:歯と歯槽骨に付着している「歯茎」と呼ばれているところ。正常な歯肉は硬く引き締まったうすピンク色で、歯面に密接しています。
  • セメント質:歯根を覆っている骨に類似した硬組織で、エナメル質や象牙質よりは軟らかい。
  • 歯根膜:歯根を取り囲んで歯と歯槽骨を結びつけているもの。歯の直接的な力を吸収する緩衝作用を受け持ち、触、圧、痛覚受容器の感覚作用を司る。
  • 歯槽骨:歯を植立させている部分で、歯周病やくいしばりなどにより、骨吸収が進むと歯の揺れにつながります。
  • 歯肉溝:歯と歯茎の間の深さのところで、1~3mmであれば正常の範囲内ですが、4mm以上になると歯周病であるため、それ以上深くならないように日常のブラッシングが重要です。

 

2.歯の種類・名称

1.中切歯
2.側切歯
3.犬歯
4.第1小臼歯
5.第2小臼歯
6.第1大臼歯
7.第2大臼歯
8.第3大臼歯(智歯,親知らず)

合計28本(智歯含め32本)

 

智歯、親知らず
歯肉に埋まっていることが多い。生えてきても歯ブラシが届きにくく汚れが溜まりやすいため、むし歯になりやすい。

A.乳切歯
B.乳側切歯
C.乳犬歯
D.第1乳臼歯
E.第2乳臼歯

合計20本

 

乳歯は永久歯よりも歯の硬度は低いためむし歯になりやすく、進行も速いです。
個人差はありますが、3歳頃までに乳歯列が完成します。その後、6歳前後から乳歯が抜け始めます。

 

3.歯の成長

  • ●乳歯から永久歯への生え変わり
    • 乳歯(子どもの歯)は個人差はありますが、6歳前後で下の前歯から抜け始めます。また、前から6番目の歯(Eの次の歯、第一大臼歯)も同時期に生え始めます。生え始めの歯はむし歯になりやすいので、生え変わりの時期のフッ化物の応用(フッ素塗布やフッ素入りの歯磨き粉)はむし歯予防にとても効果的です

 

  • ●先天性欠損、過剰歯
    • 先天性欠損とは、乳歯の下に永久歯が形成されていなく、永久歯に生え替わらないことを言います。大人になっても使用する乳歯なので、むし歯や歯周病に注意しながら日頃のセルフケアをしていかなければならなりません。過剰歯とは、正常よりも歯数が多いことを言います。上の前歯部と大臼歯に多く見られます。これらはレントゲンを撮影することで早期に発見することができます。

 

  • ●歯は永久歯(大人の歯)に生え変わってから、大きさや長さが変わることはありません。長くなった感じがするなどと感じることがあるかもしれませんが、それは歯肉(歯茎)が下がってしまっていることで、本来は歯肉の下にある歯の部分が出てきていることによって生じています。歯肉が下がる原因としては、歯周病、くいしばり、歯ブラシの磨く力が強いなどがあります。

 

  • ●歯の大きさは変わりませんが、顎の骨は成長します。上顎は10歳前後まで成長します。下顎の成長は思春期前後には上顎より遅れて成長しますが、思春期以降(女性15歳・男性18歳前後)はより急激な成長を示します。
    • 顎の大きさ>歯の大きさ=空隙歯列(すきっ歯)
    • 顎の大きさ<歯の大きさ=叢生(ガタガタ)
    • 上顎>下顎=上顎前突(出っ歯)
    • 上顎<下顎=下顎前突(うけくち)

 

以上、歯というものについて専門的に紹介いたしました。
健康な大人の歯は28本もあるんですね。いくつになっても健康な自分の歯で食事をしていと願われている方、多いのではないでしょうか。

しかし、ご覧いただいた通り歯の構造は思っているよりも複雑で、乳歯がでてきてから一生しなければならないものですし、メンテナンスやケアも大変です。
むし歯や歯周病が原因で歯の健康が維持できずにお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

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この記事を書いた人


歯科衛生士 丹波

こんにちは、新人歯科衛生士の丹波です。アイスが好きでよく食べます、おすすめのアイスがあったら教えてください♪
新人なのでまだまだ勉強中ですが、がんばりますのでよろしくお願いします!

 

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