2020/03/20
こんばんは。
コロナウイルスには負けません。しっかりと対策をしております。
宮の沢のさいとう歯科の斎藤辰一です。
いつも説明させて頂くお話なのですが、噛む力(咬合力)を負担できるのは、
歯 骨 歯茎
だけです。
これ以外にはありえません。どれだけ良い入れ歯であっても支えてくれるのは歯茎です。
そして歯茎の上に置く装置(入れ歯)はもちろん固定されるわけはありませんので、ツルツル動きます。
いくら高級な入れ歯でも入れ歯は入れ歯です。ツルツル動きます。
それが、どれだけの力を発揮するかは想像すればすぐわかることでしょう。
そして、歯茎に負担を求めてしまう入れ歯を使用してしまうと、顎の骨に慢性的にダメージを与えることになり骨がなくなってしまいます。
不適合な総義歯などを使用している場合最悪、顎の骨がなくなってしまい、骨折してしまうこともあります。
もちろん歯茎だけで支えているので、噛む力は通常の25%、噛めるとは言えません。
そこでインプラントは顎の骨と結合し、噛む力を発揮します。
今日は下顎の入れ歯が合わなく極度に顎の骨を失ってしまった方にインプラント治療を行なった症例です。
主訴は下顎の入れ歯が合わない
とのことでインプラント治療となりました。
下顎はたくさんの骨を失くしており、前院ではインプラント治療は難しいとも言われていたそうです。
当院ではデジタルインプラント治療を行なっているので、高精度でインプラントを入れることが可能です。
上物の歯はネジ留めが可能なように、角度も全てコントロールし手術を行うことができます。
顎の骨がたくさんなくなってしまった方には人工の歯茎をつけなければ歯が長くなってしまいますのでつけることも可能です。
こちらの方は歯をジルコニアというセラミックを使用していますが、通常のプラスチックの人工歯を使い、費用を下げることも可能です。
上顎は入れ歯です。
60代女性
治療期間:約半年
費用:3300000円
リスク:歯科小手術のため一般的な種々の術中偶発症や術後合併症などのリスクはあります。