2019/10/01
こんばんは。
札幌市西区宮の沢さいとう歯科の斎藤辰一です。
前回はインプラント治療について簡単にご説明させて頂きました。
今回は『原因を考える』と言うことをタイトルとしました。
当院ではインプラント治療を希望される方もいれば、頑なに拒否される方もいらっしゃいます。
もちろん費用がかかるお話しですので、費用が理由でしょ?と思われるかもしれませんが、そうではない方もたくさんいます。
どう言うことか?と言うと、こんな風にお話しされてます
『知り合いがインプラントをしたけど、凄く具合が悪い』
『知り合いがインプラントをしたみたいだけど、その後、頭痛がし始めて大変なことになってるみたい!!』
『友達がインプラントをしたけど、噛み合わせが悪くて』
『友達がインプラントをしたけど歯茎が下がってきてすごいことになったみたい』
色々ありますね。。。。。
確かに歯がなくなればインプラントを入れるのは世界的にはスタンダードです。
ただし、僕は思います。
『歯がなくなった原因を無視していませんか?』
インプラントを入れると言うことは歯を抜いたわけですが、歯を抜かないといけなくなってしまった理由を無視された治療がかなり多いと感じています。
インプラント治療を検討すると言うことはそれだけ歯が崩壊しているわけですが、そんな場合、もちろん虫歯や歯周病も関係している可能性がありますが、噛み合わせも大きく影響しています。
この噛み合わせが曲者です。実は噛み合わせが少しでズレていると歯ぎしりや食いしばりを誘発してしまいます。
そして、歯科の咬合学の権威であるDr,Dawsonによると歯ぎしりや食いしばりを心理的精神的要因だと過剰に評価してしまっている。と注意を促しています。
噛み合わせがズレたお口にインプラントを入れたところで、歯を元に戻そうとしても、そりゃ噛み合わせを治していないので不具合が起こる可能性が高いです。
そしたら、みんな噛みあわせを治してからインプラントを入れればいいんじゃないの?
と簡単に思われる方もいますが、この噛みあわせ、非常に難しく時間のかかる治療です。
治療方法自体、習得しないと精度の高い噛みあわせは再現できません。
そこに精通した技工士も必要です。
要するに噛みあわせに精通した限られた施設しかできないわけなんです。
さいとう歯科では、インプラント治療はもちろん、全ての診療において噛み合わせ全体をきちんと診ることが必要だと考えています。
当院では咬合学の権威のDawaon先生が提唱する世界中で有名な咬合理論を習得している数少ないDrがインプラント治療に当たらせて頂いています。
よく聞く、
インプラント治療実績◯◯◯◯本!
インプラントは入れることが目的ではなく、インプラントを使用して長期的に治療が必要ないお口を作りあげることが目的です。
それだけインプラントをたくさん行なっていると言うことは、逆にどんどん歯を抜いていることを証明しているようにも見えますね。。。。。
当院では、患者様の長期的な健康に貢献できるように最大限、知識や技術を発揮させて頂けるよう努力しています。
そのための研鑽を惜しみません。
インプラント治療のみならず、歯を抜かないといけないと言われたなど、お悩みのことがありましたら、どうぞお気軽にお越し下さい。